年の瀬・・・・2008・・・感謝を込めて！

2008.12.26.

今年も後わずかになりました。

例年，この「教授挨拶」サイトには，季節に1回くらいはエッセイを掲載しているのですが，夏に父の逝去などもあって，その関連で前回は長文を掲載もしましたし，暫く掲載していませんでした。

さて，今年の秋は，思いの外多忙でした。学会も勿論幾つか参加してきてもいたのですが，10月には代表を務めます科学技術振興調整費「アスベスト関連疾患への総括的取り組み」が，今年度は中間審査の年で，27日に東京でそのヒアリングを受けてきました。その準備にはこの班でご一緒させていただいております分担研究者の皆さんに大層尽力していただきました。共同で事業を進めるっていうことで，協力体制が本当にしっかり出来たなぁって嬉しく思わせていただきました。

ただ，丁度，その審査の関連が，第3学年の基礎総合演習の週に重なっていたりもして・・・なかなかハードな10月後半でした。10月前半は前半で，北九州，東京～京都，あるいは同窓会（これは本当に今年の記憶に残りました・・とってもプライベートですが），保護者会などもあってバタバタ！　そして，11月に入れば入ったで，東京，東京～小倉，そして東京っていうような出張が続いたりもしました。

11月後半は比較的大学にも居たのですが，その際には，教育関連で私が主任をしています第3学年の保健・医療ブロックの試験で，PCを使ったe-Testing を実施しました。学内の試験としては，初めての試みで・・これはこれは，なかなか興味深いものでした・・・しかし，終了するまで情報システム室の方や，川崎医療福祉大学情報システム科の先生のご協力をいただきながら，でもあったのです。

一応，選択肢５つから一つもしくは二つを選ぶ形式ですが，勿論，学生さんによって，問題の出る順番はランダム，おまけに選択肢の並びもランダムという設定で行いました。まぁ，共用試験のCBTの練習を学内試験でも受けれるようにって試みだったのです。

こんな様子で試験が出来ました・・・で，この準備と緊張とで，結構，出歩かない11月後半も費やされていきました。

そしてその結果を教務係に報告した途端に近く・・12月は，京都～福井～東京ツアー！　そして，一旦倉敷に帰ったのですが，高知～尾道～東京ツアー，そして，一日大学に居た後には，岡山での市民講座の開催（主催は気を揉むものです），加えて，2日後には木津川市への出張・・・とあって・・・う～ん，可也，出歩くばかりで多忙っていうのか，なんていうのか・・・。

ただ----そうやって声をかけていただいたり，出先があるうちが華という気もします。加えて，なんといっても，僕が留守にしていても教室の皆が，精一杯仕事をしてくれている賜物です。本当に，皆に感謝です。本当にありがとうございます。

福井に学会で行って，東京への移動の合間に・・永平寺にお参り出来ました。父が逝ったことを考えると，偶々，そのような流れで出張があったのも不思議な縁と思います。曹洞宗である大槻家は，それでも家族一同，気持ちをひとつにして，父の冥福を祈ると共に，残された皆が，健康で，不平不満もなく日々を感謝の気持ちで生きていこうと思っております。

その想いは仕事でも変わりません。

自分たちだけで研究したり教育をしたりしている様な気になってしまいますが，教育一つとっても・・例えば，上に紹介したPCテストにしても，情報システム室，福祉大の先生，教材教具センター，教務係の皆様，それに教室員の皆，また，分担で問題を作成して下さいました保健・医療ブロック担当教員の先生方・・・こういう人たちのご協力とご尽力あってこそ，それでもなんとか出来たのだと思います。勿論，このような初の試みで受験してくれた学生諸子にも感謝を込めなければなりません。

それは学会でも一緒ですし・・・研究活動でも一緒なのでしょうね・・。


本当に今年ほど，周囲の多くの人たちへの感謝を意識した年は無かった様にも思います。

この感謝の気持ちを込めて・・・年末のご挨拶に代えさせていただきます。

皆様，本当にありがとうございました。

喪中につき新年のご挨拶をご遠慮させていただきます。

よいお年をお迎えくださいませ。